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糖尿病

糖尿病

あなたは糖尿病予備軍ではありませんか?

糖尿病が強く疑われる人は、予備軍も含めて、全成人の6人に1人はいるといわれています。
太っている人だけがかかる病気ではなく、普通の体型の人でも不規則な生活や運動不足、そして偏った食生活が原因で病気を引き起こします。
初期は自覚症状がほとんど無いため、気付かずに放置して悪化してしまいがちです。そのため、合併症を引き起こしたり、新たな病気を発症してしまうところが糖尿病の怖いところです。

以前なら、子供の糖尿病と言えば、インスリンの分泌が欠乏する先天的な原因を持つものがほとんどでしたが、最近では、食事の欧米化などの生活習慣の変化から子供の糖尿病が増えています。

あなたは糖尿病予備軍ではありませんか?

糖尿病チェック

家族に糖尿病の人がいる
20才台前半よりも、体重が増えている。
家族に肥満、脳卒中、心臓病(狭心症など)の人がいる
砂糖や脂肪分を好んで食べる
運動不足である
アルコールをよく飲む
食事時間が不規則
ストレスが多い(せっかち、イライラしやすい)

上の項目は、糖尿病にかかりやすいと言われている条件です。
あてはまっていると必ず糖尿病になるというわけではありませんが、注意が必要です。
また、下記の症状がある人は、糖尿病にかかっている可能性があるかもしれません。

すぐのどが渇く
疲れやすい
食べても食べてもやせる
トイレが近い

糖尿病とは

糖尿病とはインスリンというホルモンの作用が低下したため、体内に摂り入れられた栄養素がうまく利用されずに、血液中のブトウ糖(血糖)が多くなっている状態です。

糖尿病には、インスリン欠乏による「1型糖尿病」と、インスリンがうまく働かない「2型糖尿病」があります。

1型糖尿病

1型糖尿病は、膵臓にあるインスリンを作り出す細胞が破壊され、インスリンの分泌が欠乏し、絶対量が不足することによって発症します。
その多くは突然、発症し急速に悪化していきます。風邪のような症状から始まり、のどの渇きや尿量の増加、急激な体重減少など、糖尿病の特徴的な症状が現れてきます。

2型糖尿病

2型糖尿病は、遺伝的な要因も推測されていますが、大部分は食べすぎ・飲みすぎ、太りすぎ、運動不足、ストレスなど、いわゆる生活習慣に関係しているといわれています。
生活習慣の乱れによってインスリンが出にくくなったり、インスリンを受け取る細胞の感受性が鈍くなったりして、高血糖の状態が慢性化したものです。

糖尿病の合併症

糖尿病の初期段階では、疲れやすい、尿の回数や量が多くなる、喉が渇くなど、それほど大きな症状とは思えません。
しかし、糖尿病が徐々に進行していくにつれ、全身の血管にダメージがたまっていきます。それが糖尿病の合併症の原因となってきます。

糖尿病の合併症は、毛細血管を中心に生じるものと、比較的太い血管に起こるものに分けることができます。
三大合併症として知られる「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」は、いずれも毛細血管を中心に生じるもので、糖尿病発症後10年前後の経過を経て、出現すると考えられています。
一方、心筋梗塞や脳梗塞などの原因となる動脈硬化は太い血管に起こるものにあたり、境界型糖尿病と呼ばれる糖尿病予備軍の段階から発症・進展することが分かっています。

このような合併症を引き起こす前に、普段から運動療法や食事療法、薬物療法などで血糖値を正常にコントロールすることが重要です。

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